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MAY-LOG,  Singing

オリジンレコードとのご縁、メイ・オキタにとってのアメリカのジャズレーベルとの契約の意味etc…

May Okita‘s 1st album “Art of Life” is now on the Origin Records‘ website – Catalog page!! Thank you again for Josh & Larry and all of the team and supporters! I’m just feeling so lucky and grateful all about this project. 

先日、メイ・オキタのファーストアルバム「アート・オブ・ライフ」がオリジンレコードのウェブサイトのカタログページに紹介されました!ジョシュ、ラリー、制作チームの皆さん、応援してくださる皆様に改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです!

レーベルの社長に伺ったら、CDももうすぐシアトルを出発するとのこと。ジャケットの写真は最後まで悩んでいたけれど、社長が決めてくれたんですよ〜♪

アーティストページはこんな感じです。http://originarts.com/artists/artist.php?Artist_ID=333

5月にレコーディングが終わった時点で、メンバー同士では「なんかすごくいいのが出来たよね〜」と話をしていました。そして、ふと私が「これって次どうすればいいのかな」と呟いたらジョシュが「オリジンに送ってみるといいよ」って言ってくれたのです。

内心「エッ???」と思いながらも、決断するのには1秒もかかりませんでした。こういうときは自分の可能性を自分で潰さないよう努力しようと決めていて、信頼の置ける人が自分の予想していなかったアドバイスをくださったら、自分にとっての意味を考えた上で極力チャレンジするようにしています。

もちろん何か思っていたのと違ったな、というときもあれば、本当に救われたと思うこともあります。でも最終的に決めて実行しているのが自分なら、上手くいかなかったときも「経験値が上がった」と受け止められると思うんです。

そんなわけで6月に入りオリジンの社長宛にメールをしました。でも待てど暮らせど返事が来ない・・・というアメリカあるあるな状況が2ヶ月続き、だんだん私も諦めモードに。アメリカでいろんな仕事をしたり先生にレッスンをお願いして来て、英語であってもある程度相手の心に響くメールというのは書けるつもりだったし、多少返事が来ないくらいではへこたれないのだけど、それにしてもあまりにも返事が来なかったので、心配になりました。

社長曰く、ただ忙しかっただけらしいのですが、待っている側はそうとは知らないので「やっぱり私の歌じゃダメか〜」などと卑屈な考えが浮かんだりすることもありました。一方で出来上がった音は、私たち3人にしかできないことができた、自分でもとても好きな作品に仕上がったので「誰にも認められなくても私はこれが好きだ!」という想いが芽生えて来ていて、それにも随分救われました。

相手の立場からすると、毎月、アルバムを出したいミュージシャンから山のような数の音源が送られてくるわけで、選ぶのも一苦労です。その中から私の音源を聴いてくれたのは、本当にラッキーなことでした。アメリカでジャズが好きな人にはラリーやジョシュの名前はとてもよく知られているので、きっと二人の名前が私のアルバムを聴いていただけたきっかけになったのでしょう。

それでも、歌があまりにもひどければきっと断られたと思うので「ウチから出そう!」って7月に入って社長から突然メールが来た時には、本当に嬉しくて、そのメールを何十回も読み返してしまいました。オリジンは社長自らがドラマーでもあって、非常に明瞭なポリシーを持っています。契約内容も極めてリーズナブルで、ミュージシャン側の立場に立って考えらています。本当にこれでいいんですか?と聞き返したくなってしまうような好条件。

私は音楽の学校に一度も行っていなければ、専業シンガーでもありません。これまで他の仕事を持っていることで私の音楽をなかなか聴いてもらえないと感じることもたくさんありました。ライブに行くからその見返りにタダでメンタルの相談に乗ってくれ、というような姿勢の人もたくさんいましたし、逆に”プロミュージシャンとは何か”というような視点で、歌を聴く前に門前払いのような扱いを受けることもありました。

でも幸いなことに、ジョシュもラリーも、L.A.で出会った多くのミュージシャンも先生も、まず先に歌を聴いて、その背景で私がどんなことを考えているか、何を目標にしているか、誰に何を訴えかけようとしているか、そして自分の目指すものに向かってコミットできるかどうか、と行った部分をきちんと汲み取って評価してくださったのです。それに気づけたことが全てに繋がりました。一流の技と達というのは、相手の良さや能力を瞬時に見つけ、引き出し、最高の形に輝かせられるのだと知りました。

一つのことをプロフェッショナルのレベルまで持っていくための方法はすでにドクターになるまでに経験して来たので、道筋はなんとなくイメージできていました。でも、私は臨床の仕事を正直に愛しているので、やめることができません。だから、毎日毎日歌を歌い続ける専業の方と同じやり方ではうまく行くはずがないし、人と同じやり方では私にしかできない作品は生まれないと確信していたので、大きく舵を切ることに決めました。そういうことがバックグラウンドにあり、他のシンガーが思いつかないことを言ったりやったりするのでジョシュとラリーは”面白い”と捉えてくれたのだと思います。

私の本職でありもっとも日々時間もエネルギーも注いでいる得意なこと、”コミュニケートすること””話すこと”を前面に、歌うのだけれども、歌というよりは話をしているかのような歌唱スタイルを目指して試行錯誤して来ました。

まだ荒削りではありますが、このプロジェクトを通して自分らしさを最大限活かせる歌が見つかったと思えたのです。アルバムの私からのメッセージのところに「たどり着きたかった場所に着けました」という風に書いたのは、そのことです。

私の様々なアイディアを”面白いね”って言ってくださる人、私と違う毛色のクリエイティビティーを持ち寄ってくださる人が集まり、最終的に素晴らしいチームになり、自分が心から好きだと思える作品ができ、素晴らしいレーベルから出せることになりました。このことは私の長年の苦しみや悩みを全て包み込み、肯定してくれる出来事でした。

この作品に、音楽に、心から感謝しています。

Jazz Vocalist based in Tokyo, Japan. 東京を拠点にジャズを歌っています♪ 2019年1月、シアトルのオリジンレコードよりファーストアルバム「Art of Life」を日本、全米、カナダ、ヨーロッパ、北欧に向けリリース。 オフィシャルウェブサイト:mayokita.net